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冬の風物詩~獅子柚子のご紹介~

2022-12-12

お知らせ

鳥取の冬の縁起物「獅子柚子」のご紹介です。(別名:鬼柚子とも言われています)


「獅子柚子」は柚子ではなくブンタンの仲間で、原産は中国、日本に入ってきたのは奈良時代で関東よりも西で栽培されており、旬は11月から1月頃です。
果重が1kg、直径が15㎝にもなるとても大きい品種ですが、果肉が小さく、表皮と果肉の間にはかなり厚く白い綿状のものが詰まっています。生食には向かず、マーマレードやピールににしていただきます。白い綿状の部分には“ヘスペリジン”というポリフェノールの一種がたくさん含まれていて、血流改善と新陳代謝の促進という効果があり、鳥取では表皮と白い部分を砂糖、みりん、醬油、酒で煮て食べるのが定番です。


獅子が邪気を祓う、実が大きく実入りが大きいなど、縁起物の飾りとしても使われており、地面につくほどたわわに実った獅子柚子を眺め、師走を感じる冬の風物詩です。