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鳥取の芸術家のご紹介~書道家 柴山抱海氏~

2023-05-01

お知らせ

鳥取を拠点に世界へ向けて現代書の魅力を発信し続ける書道家 柴山抱海氏。
愛ファクトリーのある青谷町に住み、81才の現在もなお活動されています。
小学2年生から書を初め、大学進学を機に【昭和三筆】とたたえられた手島右卿に師事。
独立書展で主に活動し、日展、毎日展にて入選入賞多数。ホノルル、パリ、デュッセルドルフ、カリフォルニア、ウエリントン、北京と海外での個展も行うなど、精力的に作品を発表されています。
2021年には旭日双光章受賞、現在も独立書人団参事、中国、西安美術学院客員教授、鳥取県書道連合会会長など多くの重責を担う日本書道界の重鎮です。
書は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を兼ね揃えている。その中で始まりがあり結びがある。ひとつの書を書き上げるのは人生と同じなんですよ。と、おっしゃっていました。
「山長」と書かれている書は抱海氏の地元の山に霞がかかった風景を思い描いた作品です。
「聞」の書はこの書から何を感じますか?と、抱海さんが見る人に問いかけている書です。
芸術に国境は無い。見たままをそれぞれの感じ方で理解したらいいんですよ。ともおっしゃっていました。

 
 

青谷郷土館では柴山抱海展を開催中。また、上野公園 東京美術館で行われる独立選抜書展にも出品されています。
興味のある方は是非ご覧になってはいかがでしょうか!!