皆さんは「日本三大投入堂」の内、二つが鳥取県にあることをご存じでしょうか?鳥取県三朝町にある「日本一危険な国宝」として有名な三徳山三仏寺の投入堂、そしてもう一つが今回ご紹介する鳥取県若桜町にある「不動院岩屋堂」です。「不動院岩屋堂」は、※舞台造の建築物で国の重要文化財にも指定されています。
「投入堂」の名のとおり、岩の中にお堂を投げ入れたように、すっぽりと岩窟内に建てられている堂々たる姿には見る者を圧倒するかのような迫力があります。どのように建築されたのか、空洞を掘ったのか、空洞のあるところに建てられたのかなど、「不動院岩屋堂」の歴史や投入堂そのものの魅力に取り込まれていきます。
三徳山投入堂は非常に険しく危険度の高い山道を登る必要がありますが、「不動院岩屋堂」は国道沿いに位置しており、容易に行くことのできる穴場スポットでもあります。
一度訪れてみてはいかがでしょうか?
※舞台造(ぶたいづくり)・・・傾斜地や段状・山や崖にもたせかけ建てることで床下を支える建築方式。代表的な建築物に京都清水寺の舞台があります。