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「ホタルの里」のご紹介

2021-06-29

お知らせ

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今回は夏の訪れを感じるホタルのお話です。
愛ファクトリーのある鳥取市青谷町を流れる勝部川。その上流へとそそぐ八葉寺川に「ホタルの里」があります。ホタルはカブトムシやクワガタムシと同じ甲虫に分類されます。日本には約50種のホタルが生息していますが、多くは陸生で、水生ホタルはゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種のみ。このうち八葉寺川に生息しているのはゲンジボタルです。ゲンジボタルは里山的環境に生息しているため、日本人のふるさとのイメージと関連付けて昔から親しまれてきました。6月初旬から飛び始めピークは6月下旬。日を増すごとに300匹前後が幻想的な夜を演出してくれます。

また、地元の勝部郵便局は別名「ホタルの里の郵便局」とも呼ばれておりポストの横にホタルのオブジェがあります。他にも「ホタルの里」にはホタルの形をした外灯があり、灯りが点灯するとまるでホタルが飛んでいるかの様な風情を醸し出します。

一昔前は青谷の川辺のあちらこちらでホタルが飛ぶ光景が見られていました。鳥取県には青谷以外にもホタルの名所がありますが、現在では限られた場所でしか見られなくなり、環境の保全が追い付いていないことを実感します。この幻想的な夜の風物詩を無くさない方法を考えていきたいものですね。

 

郵便局にあるホタルのオブジェ


外灯もホタルの形です